カムイの気持ち

午前十時の映画祭―ストリート・オブ・ファイヤー―

Tonight Is What It Means To Be Young [Official Music Video] (Fire Inc.)


製作:1984年アメリカ
監督:ウォルター・ヒル
撮影:アンドリュー・ラズロ
音楽:ライ・クーダー
出演:マイケル・パレ(トム・コーディ) ダイアン・レイン(エレン) ウィレム・デフォー(レイヴン) リック・モラニス(ビリー・フィッシュ) エイミー・マディガン(マッコイ) 


先週、TOHOシネマズ梅田で観てきました。

この映画、ロードショーは観れなかったのですが、
その後、ゴールデン洋画劇場でオンエアされたのを録画しながら観て大ファンになりました。
今回、スクリーンで観て感激し、早速家に帰ってまた観て、やっとこさビデオテープからDVDに落としたところです。
やっぱりビデオで3倍録画したものなので少し色褪せていたのと、音も悪くなっていて、もっと早く落とせばよかったと後悔

でも、戸田奈津子おばさんの翻訳字幕入りを観てきて、やっぱゴールデン洋画劇場の吹替えの方がいいと思ってしまいました。
戸田さんの翻訳センス、どうも疑ってしまう…
「男を漁りに」とか、「バクチ」とか…
私はラストのトムがマッコイに「いよいよチャンス到来だな♪」っていうくだりが好きなんだけど、なんか違う言い方だったのでガクッと来ました。
あと、吹替えだと黒人4人組ソレルズのリーダーがおねぇ言葉で、それがまたいい感じで面白かったのに、字幕だと普通に堅い言葉で、「あれっ確かここ笑うところだったのに…」とまたガックリ。
このゴールデン洋画劇場の吹替え版のDVDと通常版の2枚がセットになった「ユニバーサル思い出の復刻版」とかいうやつは、発売当時三千円もしなかったのに、その後プレミアが付いて14800円になってました。それも現在在庫切れだそうです。私も出たの知ってたら買ったんだけど…TVオンエア録画しといてよかった

マイケル・パレ、もう~メチャメチャカッコよすぎるんだけど、その後大作には出ず、B級映画ばかり出てた印象があります。
B級ったって、『フィラデルフィア・エクスペーリメント』なんか凄いよかったけどなぁ。
『光る眼』にはちょい役で出てたけど、偶然昼間やってて観てしまった『ミッドナイトヒート』という映画で、やっぱりマイケル・パレはカッコイイと思ってしまった。本作でだってそんな大根役者とは思わないんだけどな…
吹替え版では、トムの声の池田秀一さんがぴったりハマっているのもいいのかも。

ダイアン・レインも綺麗だし、マッコイ役のエイミー・マディガンも魅力的だし、ボンバーヘッドのウィレム・デフォーもいい味出してるし、バーテンのお兄ちゃんも…みんなすごくハマってるんです

そして何よりもお気に入りなのはやっぱりロックンロール
最初から最後まで殆ど音楽流れっぱなしですが、やはりエレンが歌っている楽曲がいい。勿論、吹替えです。
ラストに歌われる『Tonight Is What It Means To Be Young』は、日本ではドラマ『ヤヌスの鏡』で椎名恵が『今夜はエンジェル』というタイトルで歌っているので有名だと思いますが、他にも素敵な曲があります。
トムたちがエレンを救って戻ってくる時に『ブレードランナー』に出てきそうなネオンギラギラの街を通ってくるのですが、その時流れる歌、『SORCERER』が凄く素敵に渋い歌だなぁと以前から思っていたら、それがフリートウッドマックの歌姫、スティービー・ニクスの作った歌だとさっき知り、納得です♪
喧嘩のシーンでも、軽快なロックのナンバー♪死人は一人も出てこないし、まさにロックンロールの寓話、おとぎ話で楽しめます♪

浜省の『Edge Of The Knife』というアルバムのブックレットの中にこの映画のシーンを彷彿させるカットが出てきます。
雨で濡れた路地、高架下?バイク…絶対、この映画好きだと思うわ
『メインストリート』とか、影響受けてるかどうかはわからないけど、世界観はこの映画の感じ?
そう言えば、去年のツアーで『マイホームタウン』歌う時にロングコートを着ていたのはトムのイメージとか?
ロックのヒーローと映画のヒーローは、強くて逞しい寡黙な男がカッコいいのダ

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遊星からの物体X

監督:ジョン・カーペンター
音楽:エンニオ・モリコーネ
1982年・アメリカ


この映画はやっぱり面白い!
シネマライブラリーとして、
吹き替え版とノーカット字幕版の両方をTVから録画保存しているが、
昨日、KBS京都で放映されていて、またじっくり観てしまい、
今朝、また比較のために録画してある字幕版をじっくり観てしまったが・・・全然飽きない
年に一度は観ているかもしれないくらい、好きなのである

何が好きって・・・まず特撮。クリーチャーが凄過ぎる!
そして、隊員たちが疑心暗鬼に陥るところ。
ヘリ操縦士、マクレディ役のカート・ラッセルが渋いわぁ

この作品より以前に作られた白黒の最初の映画化作品も観たけど、
あっちは安心して観れるタイプ。
こっちは終わってからも安心できない不安なタイプ。
原作は読んでいないのでどっちが原作よりかわからないけど、私はこっちの方が好き。
とにかくテンポがいい。
息つく間もなく恐怖が押し寄せる。
クリーチャーも作った感はあるけど、物凄くリアルだし、怖い
CGはあまり使用してなかったと思うが・・・少しアニメチックな動きのところがあったかな?
でもホントに少し。

ハスキー犬の演技もよかった。
ヘリの銃撃から逃げるところとか、保護されてからの部屋の中での行動や、物体に関するものを見つめる表情とか。
襲われる犬は可哀相だったなぁ変な液体かけられてたし。
「激レア生物」の足の多い、口から変な液出す虫を思い出してしまった

私の一番好きなシーンは、
ノリスが心臓マッサージを受けるところからの部分。
・・・って、こんなに詳しく書いたら観てない人に悪いなぁ。ネタバレかもです。
モンスター

それと、血液での検査で、椅子に縛り付けられて隣でモンスターが・・・ってとこ。
あの、わめく気持ち、めっちゃわかる!どれだけ怖いか!
隊長の、哀愁ある台詞の口調がよかったわ♪
もうこの一連のシーンだけでもすごいお腹いっぱいになった

でも、物語はもっと悲惨に突き進んで行く。
一人・・・また一人・・・

ラスト、めっちゃ渋い
この作品のカート・ラッセルは、ホンマ、男前!吹き替えの声優さんがよかったのもあるけど・・・
他の作品のはイマイチだったりするのよね

ラブクラフトの作品で「狂気の山脈にて」という、
同じように南極観測隊が悲劇に遭遇する話があるのだが、それを重ねて見てしまうと、
ひょっとしたら、物体Xの方だって、永い眠りを覚まされていきなり標本にされそうになり、
パニくって反撃しまくった結果・・・というのも、考えられなくもない。
ヤツも生きるのに必死なのだ
UFOも頑張って作ってたし、大人しく宇宙へ帰るつもりだったのかも・・・
なんて、想像もしてみた

続編?の噂もあるみたいだが、観たいような観たくないような・・・
とにかく私の中では最高傑作の出来である。
こういう手間隙かけたものはもう作れないのかなぁ。
CGはやめてくれって感じ。
「アバター」は凄いという噂だが、私には楽しめるか心配だなぁ

プラナリアイラスト
「激レア生物」で1位だったプラナリアたん。
物体Xもこんな可愛い本体だったら歓迎されたのに♪そんなことはない?
あ、でもこいつも肉食なんだよね内臓が好きらしい・・・腹の辺りから変な管がピュッと・・・

そして、こいつが・・・
コウガイビルイラスト
・・・と、私が勝手に思ってるだけで、コウガイビルではないかもしれない
物体Yということにしておこうかな・・・

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メトロポリス その2

映画を観た後、サントラを買おうか迷ったが、結局、TSUTAYAでレンタルしてしまった。
特にお気に入りはフレディ・マーキュリーのLOVE KILLS。

ところどころ、学芸会ぽいセットになったり、歌舞伎っぽくなるが、
それは「象徴」と捉えて脳内変換する。
例えば、暴動を起こす労働者=テロリスト、発電所=原発かマザーコンピューターのある基地、という風に。
脳と手を繋ぐのは「心」とマリアは言っているが、
現代社会はネットが仲立ちをしていて世の中を煽っていると、悪のマリアを見て思った。
オリジナルは3時間を越えるという。
私が読んだ物語の方に、片輪で車を走らすシーンがあったので、オリジナルにそのシーンがあったのではないだろうか。是非とも観てみたいものだ。
ヒットラーが政権をとる前に、この映画を観ていたく感激し、ラング監督に党の宣伝映画を作ってもらおうとするが、
察知した監督は何となくぼやかして上手く国外へ逃げる。
奥さんは、残ってナチス党員になったらしい。
この監督自身の人生がすごい。

この映画が私のライブラリーとなったのは、
1988年、よみうりTV開局30周年記念企画「Panasonic SFX 1988」(大阪城ホールにて開催)と同時に作られた企画、「ファンタスティック映画祭 二十夜伝説」の中の第17夜だった。
これは中々のラインナップで、
毎回、映画終了後、TM NETWORKのCHILDREN OF THE NEW CENTURYをバックに1カットずつ流れる。

*ホラー週間
第1夜「ファンハウス~惨劇の館~」(お化け屋敷のやつなら昔観た。面白怖かった)
第2夜「ローズマリー」(の赤ちゃん、じゃないのね?)
第3夜「魔女伝説・ヴィー」(これ、録画したかったぁ~
第4夜「魔鬼雨」(一度観たいけど、TSUTAYAにあるかな?)
第5夜「悪魔の受胎」(赤ちゃんがコワイ・・・
第6夜「悪魔の毒ヶモンスター」(これ観たことないけど、シリーズ化されてたね)

*日本特撮映画週間
第7夜「なんたってウルトラマン」
第8夜「ガス人間第1号」
第9夜「宇宙人東京に現る」
第10夜「大巨獣ガッパ」
第11夜「妖怪大戦争」(大好き
第12夜「妖星ゴラス」
第13夜「宇宙からのメッセージ」(真田さん、若い、可愛い

*SF&ファンタジー週間
第14夜「火星年代記」
第15夜「ミラクルマスター~七つの大冒険~」
第16夜「ローマ2072年 恐怖のグラディエーター」
第17夜「メトロポリス」
第18夜「禁断の惑星」
第19夜「THX-1138」
第20夜「ある日どこかで」

この後ろに私、「ファミリータイズ」入れてた♪
リバー・フェニックスが小学生くらいの頃のが映ってる

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メトロポリス その1



1927年ドイツ・ウーファ社製作
1984年アメリカ・ジョルジオ・モロダー・エンタープライズ作品
監督:フリッツ・ラング
原作:テア・フォン・ハルボウ
脚本:フリッツ・ラング、テア・フォン・ハルボウ
撮影:カール・フロイント、ギュンター・リッタウ

出演
フレダー:グスタフ・フレーリッヒ
マリア/アンドロイド:ブリギッテ・ヘルム
ヨー・フレダーセン:アルフレート・アベル
ロートバング:ルドルフ・クライン=ロッゲ

総合プロデュース:ジョルジオ・モロダー


今回の私の「シネマ・ライブラリー」はこの作品。
この映画の存在を知ったのは、小学生の頃、
毎月、家に配本されていた小学館少年少女名作シリーズ(全50巻)のうちのドイツ編を読んでから。
監督の奥さん、ハルボウが原作を小説にしていたのだ。
それが、小学館の名作シリーズに載ったのだから、読んだ人も多いのではないだろうか。
この話は挿絵の記憶がないのだが、異常に話に引き込まれた。
名作シリーズに近未来の話が載ることが珍しかったのか、
逞しい想像力で、私は漫画にしてみようと思った。

メトロポリスの漫画

ほんの1コマだが、おそらく文は小説の言葉を借りながら書いたと思う。
中学の頃に描いた鉛筆下描きのままなので、メチャクチャ下手である
実際の映像はもっとクラシカルなので、そのギャップが自分で面白かった。
そりゃ、オリジナルは1920年代のドイツだものな・・・
ヒットラーも観たんだもんな~・・・
それを考えると、凄い映画である。
勿論、白黒無声映画である。

それを、あの「フラッシュダンス」や、
ドナ・サマーの名プロデューサー、ジョルジオ・モロダーが、
ドイツの財団からデビッド・ボウイと最後まで争って版権を買い取り(それでも本当のオリジナルではなかったと後でわかる)、無くなった部分のフィルムの収集を始め、色を付け、字幕ボードを削って時間を短縮し、あの素敵な音楽を付けたのだ!

私は特に、上に貼ってるモロダーのインストが好き♪
フレディ・マーキュリーのLOVE KILLSもいいが、このピコピコサウンドがSF的に画面を盛り上げる
やっぱり、SFはロックだ~~!!

なので、この漫画を描いてから(って言っても、下描き数ページだけだが)数年後にアメリカ版が日本でも上映されると知って、狂喜してロードショーを観に行った。

つづく

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ブレードランナー

新たに「シネマ・ライブラリー」というカテゴリーを作りました。
ここで紹介するのは、ロードショーやレンタルしてきた物やTVで観たばかりの旬のものでなく、
私が過去に録画したものや、買ったビデオやDVDの映画にしたいと思います。
ということは、私のお気に入りの作品、ということです

まず1回目は、「ブレードランナー」。
なぜこの作品を最初に選んだかというと、
ここでも散々書きまくっている、FENCE OF DEFENSEの89年に武道館でやったライブビデオ(DVD)「2235 ZERO GENERATION」で、私の愛する西村麻聡がこの映画に使われている曲をベースソロで演奏したからなのです♪
初めて演奏を聴いた時はピンと来なくて、変わった曲だなぁと思うくらいだったのですが、
映画の名前を聴いて、「どこのシーン?」というくらい覚えていませんでした。
それもそのはず、録画してから長いこと観てませんでしたから
早速視聴してみると・・・

ありました、ありました!
このシーンです♪

ヴァンゲリスが音楽担当らしいですが、
サックス?の部分をマットシはベースで雰囲気たっぷりに演奏していました♪

この映画、過激で、美しくて、切なくて・・・また泣いてしまいました
レプリカントにものすごく同情してしまいます。

リドリー・スコット監督は照明使うの、ホントに上手いですね!雨を使うのも上手い!
高層ビル群の描写が、「メトロポリス」を思い出させます。
フェンスの「2235」の舞台にもなりそうです。(絶対ここからイメージ膨らませてる!)
ルトガー・ハウアー、カッコよすぎです
ハリソン・フォードの、くたびれた感じの、実は凄腕殺し屋ってのもいいです。
女レプリカントとすぐ恋に落ちるのは、「えっ?」って感じでしたが綺麗な女性だったらそんなもんですか。
キスシーンがすごくよかったです!逆さまの・・・
そこで、あの音楽が流れるんですよね♪

原作タイトルは、「アンドロイドは電気羊の夢をみるか?」でしたっけ?
アンドロイドと言えば、やはり「メトロポリス」、
そして小学生の時に読んだ古田足日の「アンドロイドアキコ」です。
アンドロイドのアキコも可哀想だった・・・

ロボットに感情持たせるのは、実は残酷なことなのかも


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